【沖磯】2006年12月1日(沼津井田にてフカセ)

【沖磯】2006年12月1日(沼津井田にてフカセ)

場所 :沼津井田(いど荘出船)
釣人 :某管理者スッキー
潮   :長潮
水温 :気温よりも暖かい,20度はあるぞ?
天気 :快晴、一日南風
時間 :7:00~16:00
釣果 :口太27~35(3枚)、ブダイ38、カワハギ2枚、尾長20~25(3枚)、アイゴ38
のされ:2発

 


ガソリンもない、金もない、体力ない、でも釣りに行きたい、でも俺一人だし……というわけで
超近場の井田磯に行ってきました。以前から興味はあったんですが今ひとつ魅力にかけている気がしてました。
いわゆる食わず嫌い。今回は克服するチャンスとばかり思いきって竿を出しました。

4:10
自宅出発。出船は7時なのでのーんびりドライブ。
釣具武士でエサを購入。

6:10
現地到着。堤防には2人ほどの釣り人が見えます。イカ泳がせにカゴかな?磯目的は私だけのよう。
支度をしていると、3人の磯フカセ師が駐車場にきました。
聞けば西伊豆方面で予約をしていたけど、強風とうねりのため、軒並み出船できずに井田に非難してこられたようです。

井田は風向きが少し違うようですね。ともあれ一人きりの釣行は避けれました。

7:00
出船。港から見える磯で、港から約500m、陸地から50mほどの距離に位置します。
井田七島といっても実際に渡礁できるのは1~4島で、収容人数も最大で8~10名位かな?
私は三ノ島に渡してくれました。見た感じは島の全周囲がポイントのようにも感じます。
潮は下りがゆっくりゆっくり…あれ止まってる?(^^;)磯なのに…?
真下には赤いジュウタン
と思いきや金魚とチャリコ、スズメダイの大群。コマセをまくと海が盛り上がるほど。
まずは南風を背にして、下り潮を正面にした北向きから攻めてみます。エサ取り攻略が釣果へのポイントになります。


第1投
足元はジュウタンがあるので、遠投するとエサ残ります。
今日のレシピも5倍コマセと4倍コマセ。最近お気に入りの薄味レシピです。
それでも赤いジュウタンはコマセ撒くたび大移動します。
エサ取り艦隊はゆっくり移動なので、これはかわせると思い、コマセを足元と遠投15mほどに巻きわけます。
その中間に仕掛けを落とすと、2Bウキが綺麗に消しこみました。片手でさばけるトルクですが、ある程度の大きさを感じさせる奴は25cmほどの口太です。
早々の釣果に安堵の気持ちがうまれました。
その後は11時まで北向きにコマセを巻きましたが、ベラやカワハギ、23cm前後の尾長が3枚ほど。
最初のコマセも終了し、潮も止まっていたためため、得意の紀州釣りに切り替えます。


11:00
風は相変わらず強い南西の風。私の腕では北向きにしか竿を出せません。
潮は相変わらずのトロ潮。紀州釣りにはもってこいです。

さて紀州釣り第1投。
底を1mほど切ってますので、着底したダンゴが割れた後ゆっくりあがってきます。
水面に浮いたウキの周囲は赤いじゅうたんで覆われてエサはまず残らないかな?と思いきや
モゾモゾと玉ウキが気持ちよく沈みます。
30cmほど消しこんだところでアワセをいれると、うわっ重い!!!
あっというまに底を手前に走りぬけ北西にある沈み根に張り付こうとします。
ハリスは1.7号、ちょっと奮発したFX。信じて突っ込みに耐えます。たのすぃ~♪頭の中は口太のお刺身がグルグル駆け巡ります。
ウキが見えてきて勝負アリ!と思いきや最後の突っ込み。

「悪あがきじゃーい!男らしくないのー!」

男?
しかし、予想外の強い締め込みでそのまま根に~そして根ズレ……マジ??ウォーw(TOTw≡wTOT)w
すぐハリスを結びなおそうとしますが、口惜しさと嬉しさで手がフルフル震えてうまく結べません。
「ちくしょー!!」
と叫びたいですが、魚が散ってしまうといやなので穴を掘って叫びました。(^^;)


気を取り直して続投。
今度はエサが残りません。どうやらエサ取達が中層から底付近に移動したみたいです。
思い切ってベタ底にしました。するとウキがゆっくり入ります。アワセるとまた重い。
良型を彷彿させる重さです。あれ?メジナじゃないなぁ。もしかしてチヌ?
なんて思いながらあがってきたのは見たことない魚。

「グロイなぁ。もしかしてこれがブダイ?おいしいのかな?」

以前から一度釣ってみたかった魚です。ププッ(≧~≦))嬉しい!!(千成持って帰ったら、やっぱり美味しかったよ!)
その後1時まで紀州釣りをして、カワハギを追加しました。

終盤にはアイゴが入れがかりとなりましたがダンゴ自体が終了してしまいました。
うーん!磯ダンゴはおもしれ~♪魚種豊富だわ。良型多いし。

風が強風に変わったので1時間ほど昼食タイムです。
他の方々はどんなあんばいかな?
私の磯よりも南側でやっている皆さんに背を向けて釣りしているので釣果が気になるところです。


15:00
ようやく微風になってきました。下り潮も少し早くなってます。
本日2回目のコマセをつくり開始します。遅いよね(^^;)
風がないことで欲を出して島周りを攻めてみますが釣れるのはベラとスズメダイばかり。
ちょうどそのとき、一ノ島、四ノ島の北側でダブルヒット。しかもなかなかの良型のメジナ?
おお!北側に潮がぶつかっているのが逆によいか?と自分の考えを改めすぐに北側に戻ります。
  
帰還一発目、ウキが入ります。アワセでドンピシャ!ドンドンドン!!
凄まじいトルクで下に突っ込みますが耐えれない重さではないと判断し糸も出しません。
しかし、思いとは逆に、竿先が海面に突き刺さりあがってきません。
そしてそのまま「のされ」ました。直結部から切れています。

「口惜しい~!!うお~!!のされ醍醐味じゃあ!!複雑な心境じゃあ!!しかし北側にはヤツはいる!」

と確信し責め続けます。気を取り同じポイントに投入。
期待しましたが、ウキに反応はなし。
しょうがない、と回収しようとしたらいきなり竿を持ってかれました。
「やっぱいるね~♪」
しかし、かなり重たく「のされ」覚悟しました。
2度3度のつっこみに耐え、あがってきたのは35cmほどの太りまくっている口太。これは嬉しい。
 
その後も同じポイントで続けて良型口太。ヒットパターン突入~かと思いきやリール大トラブル。(><)
焦れば焦るほど改善できず。結局仕掛けを切り全交換しました。
5分ほどロスして同じパターンを目論見ますがエサ取りが集合してしまい仕掛けが落ちず(><)
ダンゴが残っていれば~。
気がつけば船が真横にいました?
「あれ?もう4時?」(笑)


港でみなさんと釣り談義しましたが、同じような状況と釣果でした。
終わってみれば井田への概念が変わっている自分がいました。
正直、また一人なら来たいなぁ
 

 左画像は釣果

 右画像はされ隊長(プロ板さん)が作ったメジナ鍋。