【沖磯】2007年2月2日(南伊豆石廊崎にてフカセ)

【沖磯】2007年2月2日(南伊豆石廊崎にてフカセ)

場所 :石廊崎の黒島
釣人 :某管理者スッキー
潮   :大潮
水温 :14.3℃
天気 :晴天、西風で午後強風
時間 :6:30~14:00
釣果 :メバル、北枕大明神∞、イワシ大先生∞、オヤビッチャ、ウリ坊
のされ:1
逆のされ:1(ウリ坊)

 

画像は渡船屋橋本屋さん駐車場からの大島桜。

 

1月29日に行ったばかりだが、熱冷めやらず再び石廊崎橋本屋(宮島丸) にリベンジ。
ここ数日の天候の悪さ(西高東低)も

「おいらがいけば変わるら」と勝手な理屈をつけ石廊崎へ。


前日はまったく眠れず夜10時には家を飛び出し「ろばた千成」へ向かう。
最近スカパーを導入して釣りビジョンで何気にパワーアップを狙っている芹沢会長と前回釣行で悔しい思いをしている平岡特攻隊長にもてなしを受けいざ真夜中12時出発。


さすがに出船までに6時間以上あるので、普段は急ぐ道中も今日はまったり運転。クールダウンしている自分に萌えます。
ですが、長い時間走っていると必ず爆走車に出会います。

「身内が瀕死の状態なんかなー?」

と思わせるような爆走後続車にガンガンあおられましたが、まったくへっちゃらなのは、やはり余裕があるからかしら?
  

しかし、早く出たおかげで事件は起きてしまった!!
 

たぶんこれで全ての釣運使ってしまったんだな・・・まじで。
丑三つ時2時時点で河津を通過・・・・
 
アンディランド(亀ハウス)を過ぎたときに珍しく対向車(トラック)が走ってきた。
やけにスピードを出してるな~なぞ思っていたら、目の前をウリウリ横断する獣の影!

グシャ、ポキポキ、ペリン、プリッ。
 
ハイ、ぶつかりました。あたしじゃありませんヨ。トラックにです。

ウリ坊は横たわって手足をバッタンバッタン。しかし今にも歩き出しそうなほど元気。

トラックは?あ!逃げた。
 
ババーン!釣り人は見た!(家政婦はみたネ)
 
 
なんて美味しい場面なんでしょう!!(笑)


通る車もなく人気はない!
「持って帰っちゃおうかな~(死んだら)」

すぐに極上板前の平岡特攻隊長にアドバイスを貰うためにTEL。平岡隊長は
「気をつけて無理しないで持って帰ってきてください」

その後、のされ隊本部(ろばた千成)会長にTEL。
「イノシシってあっという間に人間の指くらい落とすみたいですよ」

お二人とも優しさと厳しさが同居する奥深い方々だ(笑)
 
 

最近、お魚も釣れないしさ、ここは一念発起して捕獲(ネタ)を決断!
幸いにも荷台にはゴザがある。これで簀巻きにしてまえと外にでて準備。
その間、過ぎ行く車達は「この男、轢きやがったんだな~」というような目で見ていく。
おいらじゃないんだよ~(><)早くこの場を立ち去りたい!!
 

しかし、ヤツ(イノシシ)瀕死のくせによく動く。
しばらくすると動きがピタと止まる。スキをみてグルグルとスマキ救出?ステップワゴンの後部に押し込み出発。
石廊崎までの道中はあと1時間弱。
おいらは慣れない捕り物のためかテンションMAX!興奮のるつぼ。釣りと魚が頭からどっか行っちゃいました。
奴は臨終したのか…静かだった。そう……石廊崎に着くまではね(笑)


3時
石廊崎到着。先行者の車が3台。
横に止めておいらも仮眠…しようとしたら突然奴が再起動!ゾンビですかー!
もしかして復活???回復したのか、荷台をジャンプしまくりブヒブヒ興奮しまくってる。
車はドッカンドッカン揺れる!今にもこっちに飛び掛ってくる勢い。うう~マジ怖ええええ!!!!!
荷台を越え、おいらの真後ろまで来た瞬間、おいらの中で何かがはじけた。

「殺れる前に殺ったろやないけー!」
 
 
そう!恐怖が自制心を凌駕したのだ!
 
 
 

磯ピトン用のハンマーを取り出し、後部座席を挟み大格闘!
座席はイノシシの血と糞だらけで臭い!
 
俺も奴もデッドorアライブ!

お互いに確固たる大義名分をもちながらの大格闘。
2、3分経った頃、おいらのクリティカルヒットが奴に額に入る。

奴は俺に「のされ」たのだ!!!!人間、やればできるもんさ。

落ち着いたおいらは、ヤツの吐物と汚物まみれの超臭っさい車内の中で仮眠にはいる。あと2時間は寝られるな…
 
 
て無理!臭えし、おいらハイパーテンションだし!
 


6時20分
出船。超眠たい(笑)
朝日を見ながら思った。
「おいら間違いなくボウズだな……今年はイノシシ年だし(爆)」(´∀`)
ウリちゃんは簀巻きにして、車の下の日陰に置いてきました。カラスや猫がきたら、船長に迷惑かけちゃうかしら。
 
 
 
 
やっと釣りの記事(笑)
ウネリと風もそこそこ残る中、おいらはエボシか黒島を薦められる。
前々回、黒島に乗っているが、実はまた攻めて見たい場所だった。喜んで黒島に乗らしてもらう。
水温は14.3℃。昨日より落ち込んでいるが何とかなるだろう。
水は澄み。底まで見える。
潮は動いていない。
風は西風5mといったところか?
前は尾長コッパにやられた。今回はどうか?
試しにコマセを蒔いてみる。北枕先生はいるが、イワシ大先生はいらっしゃらない…ほっと一息。
この間はイワシ∞軍団で釣りにならなかったしな
 
 
 
 
 
 

さあ実釣!
まずはヘチ攻め。丁寧に島の周囲を探っていきます。
針がかりするのは北枕とメバル。もうすぐ春ですね~。(´∀`)
しかしすぐ終了~。メジナはいないや。


続いては超深場攻め。ヌカ切りにて攻めます。
東向きは深いところで10m以上あるので何か居るかもしれません。
しかし、無反応。エサだけはたまに盗られますが、どうやら全てフグ系のエサ盗りみたい。
チモトにガンダマをつけ仕掛けを張ってみると、やはり北枕とベラ系。カワハギは居ないかな?
メジナの気配はまだありません。
島一周、ヌカきりで底を探ったので続いてはフカセ。
風に乗りビシっと蒔くと、周辺でパシャパシャ…まさか?
小針に変えて真下に落とすと魚信。あ♪


イワシキタ━━━━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!
イワシ大先生ご到着!しかも今回は億単位じゃなく兆単位?


フカセはしばらく封印し、ヌカ切りにて底を中心に攻める作戦で乗り切って見せます!しかし、
底!ベラ!
底!北枕!
底!ベラ!
底!北枕!
底!イワシ!?
イワシ底キタ━━━━━━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━━━━━━━━!!!!!


…(゚ц゚)゛…
底までイワシで埋め尽くされているプールの上で寝ている自分を想像しちゃったよ。
ここでかーと船長登場。磯換えする?聞いてくれたんですが、実は切り札をまだ使ってなかったんで今回は遠慮してしまいました。
ここでお昼休憩。しばらくコマセ蒔かなければ大先生軍団もこないら。


11時
秘策第1弾。ヌカ切りの50m大遠投です。
といっても杓でヌカを遠投するだけなんですが、コマセと付けエサが強制的に同調するのが美味しい特徴。
弱点は潮が早いと厳しいですが。
東側に沈み根が点在する黒島にはうってつけ。
早速大遠投。5~6投目で魚の反応。
ウキが馴染み底1mくらいでヌカから開放されます。ウキがモゾモゾしてます。なんだろ?
スパッとウキが入ります。大アワセしますが空振り。せっかくのメジナらしい魚信も、これ以降はイワシ軍団が終結してしまい終了。


13時
風が強くなり、東側でしか釣りが出来なくなりました。
付け餌に青イソメに変更。秘策第2弾です。
ヌカ切りで根の間を攻めているとまたもウキがまたも綺麗に入ります。
やや遅いアワセをすると、久しぶりの重量感。やったね!
やりとり開始です。私の釣り座まで避けなければならない沈み根は3つ。
早めに浮かせようと強引なやり取りを心がけます。
まずは1つ目の根はクリア。続いて2つ目の根。
間違いなくメジナの30~35級でしょう。しかし、ここでおいらに油断。
35級なので取り込めるという安心感か、強引さが欠けてしまいました。
メジナはこのスキを逃さず根に張いてしまいました。こうなると引っ張っても抜けません。
しかたない、奴が出るまでテンションを緩め様子を見ます。長いときは15分くらい根から出ないと聞きますので長期戦になりそうです。
しかし、幸運にも数分後再び走り出しやりとり再開しますが、数秒で痛恨の針ハズレ。

ヌカ切りの弱点は底攻めなので、魚がかかったときの「浮かせ」がちょっぴり大変です。


その後も青イソメで綺麗にウキが入りましたが、針がかりしません。
たまに海タナゴと北枕が遊んでくれます。
次第にコマセもなくなり、パーフェクトボウズで納竿。
港に戻ると、他のお客さんもメジナは尾長コッパを数枚のみで釣れていませんでした。
今日もまた、イワシ大先生軍団にやられた一日でした。(☆д☆)がるるぅ~

しかし、翌日の石廊崎では上手な方々が、キッチリ良型のメジナや真鯛を釣り上げていました。
イワシがいても「関係ないほど上手い」のは流石としか言いようがないです(><)


今回は同船者に富士の赤石さんという方がいらっしゃいました。同郷はなんとなく嬉しいものです。
今回は魚はないけど、重々しいお土産あり!イノシシ料理が楽しみです。